特集 小児で経験する「血液の異常」-血液疾患の鑑別とトピックス
各論:白血球の異常 急性白血病
平松 英文
1
1京都大学 大学院医学研究科発達小児科学
キーワード:
白血病-急性骨髄性
,
養子免疫療法
,
白血病-リンパ腫-前駆細胞リンパ芽球性
,
Inotuzumab Ozogamicin
,
Blinatumomab
,
Tisagenlecleucel
Keyword:
Leukemia, Myeloid, Acute
,
Immunotherapy, Adoptive
,
Inotuzumab Ozogamicin
,
Tisagenlecleucel
,
Precursor Cell Lymphoblastic Leukemia-Lymphoma
,
Blinatumomab
pp.1089-1093
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021295258
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<Key Points>(1)小児がんはおしなべて70%もが治癒可能で、特徴的な症状から早期発見、早期治療につなげることが重要である。(2)初発の小児白血病の標準治療は化学療法で、再発難治例に造血細胞移植が考慮される。(3)近年登場したADCやBiTEは移植と組み合わせることで再発難治ALLの予後を改善した。CAR-T細胞療法は単独できわめて高い奏効率を示し、さまざまながんへの応用が期待されている。
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