特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
IV.肝・胆・膵
4.見逃がされやすい肝臓病
見逃がされている脂肪肝
高橋 善弥太
1
1岐阜大第1内科
pp.1103-1105
発行日 1972年7月5日
Published Date 1972/7/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204217
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脂肪肝の2症例から
症例1 30歳男性,倦怠感を主訴として来院,肝機能検査により障害を発見され,follow upした.その結果は,黄疸指数 15-5,アルカリフォスファターゼ 2.3-3.1(0.8-2.9),血清蛋白 7.4-8.5,硫酸亜鉛試験 6-9,GOT 32-264,GPT 32-127,BSP 7.5-14.0%.
総括して,GOT,GPTが上昇しており,BSPも悪い.しかし蛋白系統には異常がない.フォスファターゼも正常である,黄疸指数は15まで高くなったことがある.
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