特別座談会
新しい医師像を求めて—"新しい医療を創る会"の1年間の成果と今後
六反田 藤吉
1,2
,
長尾 和治
3
,
河津 龍介
4,5
,
竹熊 宣孝
6
,
坂本 豊
,
内田 守
,
松金 秀暢
3
,
池崎 喜一郎
,
上田 カツ子
,
小山 和作
6
1新しい医療を創る会
2化学及血清療法研究所
3熊本大学・第2外科
4熊本市民病院産婦人科
5熊本県対がん協会
6熊本大学・第2内科
pp.266-275
発行日 1972年2月10日
Published Date 1972/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204012
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閉ざされた医療への鋭い告発がジャーナリズムをにぎわし,国民の現医療に対する不信の念はいやが上にも高まっているかにみえる.しかし,患者の真の願いは,医療の破壊ではなくてまさしく創造にほかならない.そして,批判の痛みに耐えつつ,あるべき医療に向かって胎動をはじめた新しい芽が医療の内外を問わず,そこここに出はじめている事実も見逃がしてはなるまい.パラメディカル・スタッフのみならず,地域住民をも含めた医療運動として注目されている熊本県の「新しい医療を創る会」もそのひとつだ.
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