病理夜話
胃(その1)
金子 仁
1,2
1国立東京第一病院病理
2日医大老研
pp.1833
発行日 1971年11月10日
Published Date 1971/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203921
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胃癌は日本人に一番多い癌である.東一・病理の剖検例でも癌の半分は胃癌である.
一般に癌の決定診断は病理学的にはじめてつくものがあるから,臨床的に癌といわれても,癌がない場合があり,胃潰瘍といわれても,病理学的に検査して,癌であったりする場合も決して少なくない.これもそれに似た話である.
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