臨時増刊特集 身体所見のとり方と診断のすすめ方
●身体所見のとらえ方
IV.顔と頭部
4.咽喉—B.神経内科の立場から
田崎 義昭
1
1北里大内科
pp.759-760
発行日 1971年5月20日
Published Date 1971/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203653
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咽喉についての神経学的な診かたというのは,第IX,X脳神経,すなわち舌咽および迷走神経を検査することである.舌咽神経は軟口蓋,咽喉,扁桃の知覚,舌の後1/3の味覚と知覚を伝達しており,迷走神経は軟口蓋,咽頭,喉頭の運動を支配している,しかし舌咽,迷走神経の機能は臨床検査では分けることが困難なので,習慣的に一緒に扱っている.
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