臨時増刊特集 身体所見のとり方と診断のすすめ方
●身体所見のとらえ方
IV.顔と頭部
3.口腔—B.神経内科の立場から
田崎 義昭
1
1北里大内科
pp.754-755
発行日 1971年5月20日
Published Date 1971/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203650
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口腔内の所見で神経学的に意義があるのは,舌に関するものである.周知のように舌筋は第12脳神経である舌下神経によって支配されている.したがって舌に運動障害や,萎縮があれば舌下神経障害を考える.舌についてのもう1つの所見は味覚である.舌の前2/3の味覚は顔面神経によっ,て後1/3の味覚は舌咽神経によって伝達される.
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