話題
麻疹ワクチンの問題点—日本小児科学会43年度秋季大会より(前橋・高崎市,9月29-30日)
木島 昂
pp.1493
発行日 1968年12月10日
Published Date 1968/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202490
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9月29日から3日間,日本小児科学会43年度秋季大会が前橋と高崎の両市で開催された—会長・群大医学部・松村龍雄教授—.とくに大会3日めの第1回小児ウィルス研究会では,時の問題でもある"麻疹ワクチン"についてパネルディスカッションが行なわれ注目を集めた.すなわち,座長・国分義行(慈恵大),テーマとパネラーは…
麻疹ワクチン接種法の問題点(南谷幹夫・東大分院),接種方法(木村三生夫・慶大),予防効果(大国英和・阪大),KL法について(新居美都子・国立東一),乳児に対するLワクチン単独皮内接種法の検討(岡秀・昭和医大),遠隔成績と追加接種成績(塚田嘉也・熊大),麻疹血清抗体の分析(大木徹郎・金大)らである.これらについて順を追って説明するのを避け,全部をほどいて問題点だけを別に整理してみよう.
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