診断のポイント
肝障害と糖尿病状態
葛谷 覚元
1
,
高森 成之
2
1京府医大第3内科
2京府医大第3内科教室
pp.721-722
発行日 1968年6月10日
Published Date 1968/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202248
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肝障害時にみられる糖代謝障害については,1次性糖尿病との対比という点で注目されている.また両者が併存している場合にただちに1つのclinical entityとして肝性糖尿病とよぶことの妥当性もしばしば論議されているようである.個々の症例をみると,両者がいかに関係しているか判断ができないことが多い.著者らはまずわれわれが扱った症例をあげ,ついで肝障害と糖尿病について考察を試みたい.
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