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文献抄録
一般実地医家の労働時間とその対策—Brit. Med. J. 1966, 2, 1549-1554
Working-time in General Practice, How General Practitioners Use
浦田 卓
pp.1506-1507
発行日 1967年10月10日
Published Date 1967/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201966
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- Abstract 文献概要
一般にホーム・ドクターは,その任務をいかにすればもつとも有効に達成できるかに深甚の関心をはらつているのみならず,いわば個人的な経験の囚入ともいうべく,自己の経験を同僚のそれと比較検討することがいろいろな点で困難でもあるので,一般実地診療の仕事を従来以上に理解しておくことは,きわめて必要であるといえる。一方,医療サービスの消費者としての大衆は,生活水準が上昇するにつれて,ますます多くのものを,一般実地診療から期待するのも事実である。
以上のような理由によつて,マンチェスターの医療研究所は,一般実地診療に関して一連の研究を実施しているが,今回は"一般医大学"Collegeof General Practitionerの要請にもとづき,研究所の集めたデータを上記の大学に貸与し,その分析に供した。本論文の基礎となつた材料はホーム・ドクターがみずからすすんで提供した記録で,一般実地医家が一週間に診た患者数と,それに対してかれらがその時間をどう割り当てたかを主眼点としたものである。
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