座談会
病歴管理—その中央化をめざして
加納 寛一
1
,
日野原 重明
2
,
高橋 政祺
3
,
栗田 静枝
4
,
小野田 敏郎
5
1東京厚生年金病院
2聖ルカ国際病院内科
3日大病院管理
4聖ルカ国際病院・診療記録管理室
5佼成病院
pp.1416-1423
発行日 1967年10月10日
Published Date 1967/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201943
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カルテを各自が分散して持つことにより,これを共通のデータにすることもできず,また患者と症例を「私有化」する結果ともなるために,病院全体としての正確な医療評価もできないまま過ぎてきたのが,大方の実情といえよう。これは,臨床医学の進歩にとつても,また患者にとつても,まさしく不幸なことであるに相違ない。
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