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第17回日本医学会総会を終わりて
日比野 進
1
1名大・内科
pp.793-795
発行日 1967年6月10日
Published Date 1967/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201803
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まず,今回名古屋において催された第17回日本医学会総会の内容を記す。4月1日開会式,同3日閉会式,この日の3日間がこの総会の主要部分となつておる。この3日間に開会講演2題,総会講演57題,総会シンポジアム81題(夜間に行なわれた1題を含む),外人講演17題が行なわれておる。会場は名古屋市の名古屋駅前地区,名古屋都心地区,舞鶴地区,東山地区および一部は岐阜において催され,合計20数個所にわたつて一斉に行なわれた。なお3月30日より4月5日まで3会場で,午前,午後,夜間にわたつて学術映画が上映された。上映フィルムは国内のもの69本,米国よりのもの48本,欧州よりのもの25本,ソ連よりのもの19本,計161本である。学術展示はやはり3月30日より4月5日まで,テーマとして5,サブテーマとして32,パネルとして約300個となつておる。記念行事としては,4月2日の夜に一般公開シンポジアム2題,および病理と臨床に関係するシンポジアム1題,以上がこの3日間の大要である。
さらに3月30,31日の両日には20分科会(臨床面は主として外科的方面)の総会,4月4,5日の両日には22分科会(臨床面は主として内科的方面)の総会がひらかれた。さらにそれに前後して各種の研究集会が数多くこの機会を利用して催された。
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