EDITORIAL
病院組織における医師のありかた
小野田 敏郎
1
1佼成病院
pp.481-483
発行日 1966年4月10日
Published Date 1966/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201250
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孤高の医師
医師というものは,つねに確信に満ちて,孤高の傾向が強いものである。
人間としての医師が他のひとりの生命を托せられるということはほかに類を見ないことであり,しかるがゆえに医師という職業は神聖である。「ひとが自然に対してはたらきかけるとき,これを技術という。人間が人間に対してはたらきかけるとき,これを仁術という」--このようなことをいつていられる人もいるが,まことに至当といわなければならない。
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