診断のポイント
鼻出血
松岡 松三
1
1新潟大内科
pp.1803-1804
発行日 1965年12月10日
Published Date 1965/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201093
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鼻出血には症候性に起こるものと特発性に起こるものとがあり,症候性のものには局所的原因によるものと全身的原因によるものとがある。局所的原因によるものは耳鼻科の疾患として扱われ,悪性腫瘍,出血性鼻茸,鼻ジフテリアなどがあるが,これらは局所の所見から診断は容易である。全身的疾患の一つの随伴症状として現われる場合には反復する鼻出血によつて全身的の疾患が発見されることが少なくないので,はなはだ重要な症状である。
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