特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方
Ⅲ 夜間・救急外来での疾患鑑別法
鼻出血
片田 彰博
1
1旭川医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.86-91
発行日 2013年4月30日
Published Date 2013/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102455
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Point
◆診察や処置に必要な器材や材料を十分に準備してから,実際の診察を始める。
◆来院時も出血が持続している場合は,まず止血処置をして出血の勢いを軽減させる。
◆止血処置が完了したら,入院による経過観察が必要であるかを判断する。
◆鼻出血の原因疾患について詳細な診断を行うよりも,出血を速やかに制御し,患者の苦痛を軽減し安心させることを第一の目標とする。
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