今月の主題
細菌性食中毒の臨床
斎藤 誠
1
1都立荏原病院・伝染第3科
pp.996-999
発行日 1965年7月10日
Published Date 1965/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200896
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細菌性食中毒は公衆衛生の分野で広く理解されているが,臨床の分野では認識が低く,その病像表現はすべて急性胃腸炎と考えられているようである。病原の種類と臨床の関連を承知し,身近な下痢症のなかに,その本態を見ることができる。とくに多発している腸炎ビブリオに注目したいものである。
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