座談会
これからの開業医—医学の進歩と実地医家のありかたをさぐる
羽生 順一
,
永井 友二郎
,
松本 博
,
高雄 幸一郎
pp.889-895
発行日 1964年9月10日
Published Date 1964/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200472
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家庭・地域の主治医をめざして
司会(羽生) ここにお集まりの先生方も,大学を卒業されてから,大学の研究室なり,あるいは大きな病院に長い間ご勤務になつてのちに開業なさつていらつしやるわけですが,実際に勤務されたり,あるいは研究室から出て,開業されていらつしやると,またいろいろな違つた面があると思います。非常に多忙であるとか,大病院における診療,診断の問題とは違つてまつたくひとりで,一本勝負でやらなければならないような場合が非常に多いと思うんです。そういつた面について,永井先生,日ごろのご努力をうかがわせてください。
永井 勤務医時代の開業医を見る見方というものと,現在,開業医の一人となつて実感している自分の立場なり,考えかたというものとは,かなり違つてるということが感じられるわけです。
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