器械の使い方
血圧計の使い方
鴫谷 亮一
1
,
渡辺 孝
2
1群馬大学
2群馬大学内科
pp.130-131
発行日 1964年4月10日
Published Date 1964/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200249
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圧力をはかる装置は液柱圧力計と弾性圧力計とに大別される。前者のうち単管式のものに水銀式血圧計があり,計ろうとする圧力を水銀の重さとつり合わせて計る。後者のうちチャンバ式のものにアネロイド式血圧計があり,計ろうとする圧力を受圧部の弾性体とつり合わせ,そのときの弾性体の変形を歯車やテコの拡大機構を介して指針を回してはかる。
ところで血圧測定に当り,血圧計自体の許容誤差を必要がある。これについて本部の計量法では,検定公差4mmHg,使用公差8mmHgとしており,日本工業規格(JIS)によれば,水銀式血圧計で±2mmHg,アネロイド式血圧計で±4mmHgである。
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