特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい!
炎症性腸疾患の診断は,どこまで進歩してきたか?
炎症性腸疾患と鑑別すべき腸管感染症とは?
上田 渉
1
,
青木 哲哉
1
,
大川 清孝
1
1大阪市立十三市民病院消化器内科
pp.1020-1023
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107592
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ポイント
◎潰瘍性大腸炎と鑑別すべき感染性腸炎には,カンピロバクター腸炎,サルモネラ腸炎とアメーバ性腸炎がある.
◎Crohn病と鑑別が必要な感染性腸炎には,腸結核とエルシニア腸炎がある.
◎腸管感染症が炎症性腸疾患の増悪に関与することが知られている.潰瘍性大腸炎の増悪や難治化をみた場合には,Clostridium difficileやサイトメガロウイルスの関与がないかを考慮する.
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