特集 炎症性腸疾患攻略の手引き―これだけは知っておきたい!
座談会
増え続ける炎症性腸疾患患者に内科医はどう対応すべきか?
仲瀬 裕志
1
,
久松 理一
2
,
松田 耕一郎
3
,
小坂 正
4
1京都大学医学部附属病院内視鏡部
2慶應義塾大学医学部消化器内科
3富山県立中央病院内科
4山川医院
pp.984-993
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107586
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仲瀬(司会) 炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)は消化器疾患のなかでも,診断はさることながら治療も非常に難しい.潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC),Crohn病(Crohn's disease:CD)は,個々の患者で治療に対する反応性が異なっており,また,治療困難例も存在しています.そのため,専門医に任せてしまおうと考えてしまいがちですが,患者数がかなり増えてきているため,IBDは専門医だけが診る状況ではなくなってきています.
そこで,「増え続ける炎症性腸疾患患者に内科医はどう対応すべきか?」をテーマに,大学病院を代表して久松先生,市中病院を代表して松田先生,開業医を代表して小坂先生と座談会を進めていきたいと思います.
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