特集 高齢者における消化器診療
座談会
増え続ける高齢患者に提供すべき消化器診療とは
穂苅 量太
1
,
塩谷 昭子
2
,
寺井 崇二
3
,
久松 理一
4
1防衛医科大学校消化器内科
2川崎医科大学食道・胃腸内科
3新潟大学大学院消化器内科学分野
4杏林大学消化器内科
pp.901-908
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_901
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穂苅 本日は,「増え続ける高齢患者に提供すべき消化器診療とは」と題し,日本高齢消化器病学会の理事も務められている3人の先生方にお集まりいただきました.塩谷先生は上部消化管を専門とされており,消化器疾患における性差医療にも造詣が深く,数少ない女性教授としてご活躍されています.寺井先生は肝硬変に対する自己骨髄細胞投与療法を世界で初めて開発され,現在は日本肝臓学会の理事も務められています.久松先生は炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)の病態解明と新規治療法を研究されている下部消化管のエキスパートで,厚生労働省の難病班の班長を勤めていらっしゃいます.
上部消化管,肝臓,下部消化管,各領域の専門家である先生方から各疾患の疫学の推移を皮切りに,どこまで治療を追求することが高齢患者さんの最大の利益になるのか,といった内容についてご意見を伺いたいと思います.
webでの開催となりますが,どうぞよろしくお願いいたします.
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