特集 もう見逃さない!迷わない!―非血液専門医のための血液診療
非血液専門医による血液診療
血液疾患患者に薬剤を使うとき
竹田 勇輔
1
,
中世古 知昭
1
1千葉大学医学部附属病院血液内科
pp.505-509
発行日 2014年3月10日
Published Date 2014/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107379
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ポイント
◎発熱性好中球減少症では,NSAIDsの坐剤は肛門周囲膿瘍をきたすので用いない.
◎NSAIDsとニューキノロン薬の併用で,痙攣を起こす可能性がある.
◎NSAIDsと糖尿病治療薬の併用で,低血糖を起こす可能性がある.
◎NSAIDsとメトトレキサートの併用で,メトトレキサートの副作用が増強する.
◎貧血時にはHbA1c値が糖尿病状態を正しく反映しないため,糖尿病薬の処方に注意が必要である.
◎アゾール系抗真菌薬使用時にはトリアゾラムは禁忌である.
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