特集 内科診療にガイドラインを生かす
救急
成人の二次救命処置(ALS)の指針
山口 つかさ
1,2
,
林 寛之
1,2
1福井大学医学部附属病院救急部
2福井大学医学部附属病院総合診療部
pp.470-474
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107149
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内科診療に役立つ国内外のガイドライン
蘇生に関する国際的コンセンサスと,推奨治療についての国際委員会〔国際蘇生連絡委員会(International Liaison Committee on Resuscitation:ILCOR)〕が1992年に設立されており,現在はAmerican Heart Association(AHA),European Resuscitation Council(ERC),Heart and Stroke Foundation of Canada(HSFC),Australian and New Zealand Committee on Resuscitation(ANZCOR),Resuscitation Council of Southern Africa(RCSA),Inter American Heart Foundation(IAHF),Resuscitation Council of Asia(RCA)の代表が参加している.なお,日本蘇生協議会(Japan Resuscitation Council:JRC)はILCORへの加盟を目指して現在,唯一の正式オブザーバーとして参加している(表1).
1999年にAHAが第1回ILCOR会議を主催し,それに基づいた共通の蘇生ガイドラインが作られ,2000年に発表された.2000年以降,5年おきに国際コンセンサス会議が行われ,ガイドラインの改訂がなされている.
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