特集 内科診療にガイドラインを生かす
総論
診療ガイドラインの作り方
吉田 雅博
1,2
1国際医療福祉大学化学療法研究所付属病院人工透析・一般外科
2公益財団法人日本医療機能評価機構EBM医療情報部(Minds)
pp.12-17
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107070
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診療ガイドラインは,最近の学術集会において話題として取り上げられる場合が多く,シンポジウム,討論会などの企画が開催され,日本全体として大きな潮流となっている.
日本では1999年頃からガイドライン作成が開始された1).ただし,この頃はまだ臨床医療に「ガイドライン」という言葉はほとんど浸透しておらず,多くの場合は厚生労働省が科学研究を推し進めるという形で作成され始めた.ガイドライン作成に対して数年にわたり積極的に厚生労働科学研究費補助金が交付され,多くのガイドライン作成が開始されたのである.
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