特集 内分泌疾患に強くなる
内分泌エマージェンシーの診断・治療
副腎クリーゼ
方波見 卓行
1
,
天神 歩美
1
,
中村 祐太
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院代謝・内分泌内科
pp.1840-1842
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107045
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ポイント
◎個々の副腎不全症状は非特異的であるが,複数存在する場合は疑う.
◎低ナトリウム・高カリウム血症,低血糖,貧血が揃い,肝腎機能正常なら本症の可能性がきわめて高い.
◎血中コルチゾールがストレス下で5μg/dL未満なら本症を強く疑い,随時採血で20μg/dL以上なら否定できる.
◎治療は副腎皮質ステロイド薬,生理食塩水,ブドウ糖液の経静脈的投与である.
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