特集 内分泌疾患に強くなる
専門医に学ぶ内分泌疾患の診断・治療
【甲状腺疾患】
甲状腺腫瘍
宮川 めぐみ
1
1虎の門病院内分泌代謝科
pp.1772-1777
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107031
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ポイント
◎臨床上最も頻度が高いのは,非腫瘍性病変である囊胞,腺腫様結節,腺腫様甲状腺腫である.
◎超音波検査で悪性を疑うBモード所見としては,形状不整な充実性腫瘤で,境界不明瞭,内部低エコーで不均一,微細石灰化などがある.
◎カラードプラでは,内部に豊富な血流シグナルを認めた場合は悪性を疑い,さらにその血流解析を行うことで良悪性の鑑別が可能となる場合がある.
◎エラストグラフィは組織弾性度を反映し,悪性では青く硬い腫瘤として描出される.
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