特集 内分泌疾患に強くなる
座談会
外来診療での内分泌疾患の見つけ方と対応
和田 典男
1
,
吉村 弘
2
,
大村 昌夫
3
,
芦原 順也
1
1市立札幌病院糖尿病・内分泌内科
2伊藤病院内科
3横浜労災病院内分泌・糖尿病センター
pp.1712-1722
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107019
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和田(司会) 今回の座談会は「外来診療での内分泌疾患の見つけ方と対応」をテーマにお話ししたいと思います.かつて内分泌疾患は稀な疾患と考えられていましたが,近年,診断技術の進歩などによってたくさん見つかるようになりました.特に甲状腺の機能異常あるいは結節性病変,また副腎偶発腫瘍,高血圧における原発性アルドステロン症などは,common diseaseと言ってよいほど頻度が高いことがわかっています(表).また,一部の内分泌疾患に関しては,積極的にスクリーニングして見つけていこうという動きもあります.
このような現状を踏まえて,一般の先生方がどのように内分泌疾患を見つけていくか,また,異常所見を見つけたときに,どのように対応していくかについて話し合っていきたいと思います.
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