特集 今日から役立つ高血圧診療のノウハウ
実地診療で評価すべき血圧,臓器障害の指標
24時間自由行動下血圧測定(ABPM)の適応と評価法
佐藤 倫広
1
,
大久保 孝義
2
1東北大学病院薬剤部
2帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講座
pp.1347-1350
発行日 2013年8月10日
Published Date 2013/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106925
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ポイント
◎診察室血圧・家庭血圧の著しい変動や,診察室血圧・健診時血圧・家庭血圧に格差がある場合には,24時間自由行動下血圧測定(ABPM)を実施することが望ましい.
◎ABPMの実施により,仮面高血圧,白衣高血圧,non-dipping(夜間高血圧の一型)やモーニングサージ(早朝高血圧の一型)など多種多様な血圧情報が得られる.
◎24時間にわたる厳格な降圧を実現できているかの評価指標となる.
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