特集 “実践的”抗菌薬の使い方―その本質を理解する
総論:薬剤同士の“同じ部分=類似性”をまとめてその特徴を理解する
【抗菌薬の構造でまとめる】
アミノグリコシド系薬
矢野 晴美
1
1自治医科大学感染症科
pp.1189-1191
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106884
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ポイント
◎最低限知っておいてほしいアミノグリコシド系薬には,ゲンタマイシン,トブラマイシン,アミカシンがある.
◎緑膿菌を含むグラム陰性菌を主にカバーする抗菌薬である.
◎濃度依存性抗菌薬である.
◎治療域と中毒域が近いため,血中濃度を測定しながら投与する.
◎感染性心内膜炎の治療では,βラクタム系薬と併用する適応がある.
◎肺への組織移行性は低く,髄膜移行性はない.
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