今月の主題 糖尿病治療薬2012―皆が知りたい新しい治療A to Z
自己注射療法の新たな展開
GLP-1(glucagon-like peptide-1)アナログ製剤リラグルチド(ビクトーザ®)のよい適応となるのは?
五十川 陽洋
1
,
柴 輝男
2
1三井記念病院糖尿病代謝内科
2東邦大学医療センター大橋病院糖尿病・代謝内科
pp.813-816
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105940
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ポイント
★インクレチンアナログのよい適応は,内因性インスリン分泌が保たれている肥満2型糖尿病である.
★インクレチンアナログを単剤で使用する場合,低血糖のリスクはほぼなく血糖値を改善させ,体重を減少させる.
★インクレチンアナログをSU薬と併用する場合は,低血糖への注意が重要である.
★高度に内因性インスリン分泌が低下している糖尿病では,インクレチンアナログは決してインスリンの代替薬にはなりえない.
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