今月の主題 神経疾患common diseaseの診かた―内科医のためのminimum requirement
扉
成田 有吾
1
1三重大学
pp.1315
発行日 2011年8月10日
Published Date 2011/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105300
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
高齢化とともに脳血管障害や神経変性疾患をはじめ各種神経疾患の有病率も高まっている.近年,マスコミやインターネット上の情報は,玉石混淆ながらもさまざまな脳科学,神経系知識,神経疾患にかかわる情報を提供している.
診療科の領域を越えての神経系診療が避けられない状況ながら,最近は病院入院日数が漸減し,かつ地域医療における医師の偏在が顕著になっている.このため,専門医による病院での神経内科診療から,地域医療機関の内科医,在宅担当医への連携および移行が求められることも増えてきた.一般診療においても神経系疾患の知識と診察法をある程度理解して臨むことが要求されるようになってきた.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.