今月の主題 睡眠呼吸障害の克服―内科医が知っておきたい病態・症状・関連疾患
座談会
多くの診療場面で遭遇する睡眠呼吸障害
陳 和夫
1
,
塩見 利明
2
,
櫻井 滋
3
,
内村 直尚
4
1京都大学大学院医学研究科呼吸管理睡眠制御学講座
2愛知医科大学病院睡眠科・睡眠医療センター
3岩手医科大学医学部睡眠医療学科
4久留米大学医学部神経精神医学講座
pp.1068-1079
発行日 2011年6月10日
Published Date 2011/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105231
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睡眠呼吸障害は今まで呼吸器内科医,精神科医,耳鼻咽喉科医,歯科医が中心となり診療を行ってきました.しかし,高血圧,糖尿病,心不全の患者では睡眠時無呼吸を合併している頻度が高いことが明らかとなり,基礎疾患を適切に治療するうえでも,すべての内科医が睡眠呼吸障害を知り,合併症として考慮する必要があります.
そこで本座談会では,内科医が知っておくべき睡眠呼吸障害,特に睡眠時無呼吸の病態・症状と,高血圧,心血管障害,糖尿病,肝機能障害などの内科疾患,精神神経疾患とのかかわり,専門医との医療連携を含めた診断・治療法について,ご経験の豊富な4名の先生方に伺います.
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