今月の主題 睡眠呼吸障害の克服―内科医が知っておきたい病態・症状・関連疾患
睡眠呼吸障害と治療
口腔内装置・口腔外科手術
吉田 和也
1
1独立行政法人国立病院機構京都医療センター歯科口腔外科
pp.1042-1046
発行日 2011年6月10日
Published Date 2011/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105225
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ポイント
★日本人は欧米人と比較して,顎顔面形態が前後に短く,上下に長いことが多く,肥満の程度が低くても睡眠時無呼吸症候群(SAS)を発症しやすい.
★口腔内装置はコンプライアンスがよいため軽症~中等症,重症であっても持続陽圧呼吸(CPAP)装置が許容できない症例に非常に多く臨床で使用されるようになった.
★下顎や上顎が小さく後退しているSASの患者に対する顎矯正手術は,呼吸機能の著明な改善とともに審美的改善をもたらすことが多い.
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