今月の主題 脂質異常症―動脈硬化症を予防するためのStrategy
動脈硬化症の非観血的診断法
頸動脈超音波検査
冨山 博史
1
,
山科 章
1
1東京医科大学第二内科
pp.747-750
発行日 2011年5月10日
Published Date 2011/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105155
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ポイント
★頸動脈超音波検査は潜在的な動脈硬化重症度評価および直接的な脳血管疾患発症リスクの評価に用いられる.
★潜在性動脈硬化重症度評価には内膜・中膜壁厚(intima-media thickness:IMT)測定および粥状動脈硬化病変(プラーク)評価が用いられる.
★総頸動脈遠位側のIMTは普遍性・再現性に富んだ指標である.
★IMTは冠動脈疾患および脳血管疾患発症の予測指標である.
★頸動脈高度狭窄症例や低輝度プラークを有する症例では症状の有無にかかわらず神経内科専門医への診療依頼を考慮する.
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