今月の主題 肺血栓塞栓症 見逃さず迅速かつ的確な対応を
急性肺血栓塞栓症の病態を理解する
危険因子の把握が重要―急性肺血栓塞栓症の外科的因子・内科的因子
瀬尾 憲正
1
1自治医科大学麻酔科学・集中治療医学講座
pp.718-720
発行日 2009年5月10日
Published Date 2009/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103890
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ポイント
●手術,骨盤・下肢骨折,多発外傷,脊髄損傷,静脈血栓塞栓症既往,血栓性素因,下肢麻痺(脳卒中を含む)は強い危険因子である.
●外傷,外科手術,妊娠を除けば,危険因子は内科的因子が多い.
●危険因子は複合的かつ経時的に関与するのでリスク評価は断続的に行う.
●今後は内科系患者に対するリスク把握が重要になるであろう.
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