今月の主題 肺血栓塞栓症 見逃さず迅速かつ的確な対応を
Editorial
肺血栓塞栓症をめぐる動向
山田 典一
1
1三重大学大学院医学系研究科循環器内科学
pp.708-710
発行日 2009年5月10日
Published Date 2009/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103887
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●わが国でも一次予防は急速に普及してきており,院内発症抑制に効果を挙げつつある.
●診断手順として臨床確率評価とDダイマーの組み合わせによるスクリーニングが効率的である.
●新しい抗凝固薬の開発に伴い,近い将来,軽症例に対しては外来治療が可能と考えられる.
●亜広汎型症例に対する血栓溶解療法の必要性については検討が続けられている.
●一時的な静脈血栓遊離対策には回収可能型フィルターが使用されつつある.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.