特集 目でみる診療基本手技
救急手技
二次救命処置
心肺蘇生時に必要な手技と知識―電気ショック(除細動)・ペーシング
安宅 啓二
1
,
平野 玲二
2
1住友病院心臓血管外科
2住友病院臨床工学科
pp.293-299
発行日 2008年12月20日
Published Date 2008/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103715
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電気ショック(除細動)
異常な細動や頻拍を生じた心臓に,大量の電気エネルギーを通電すると,心臓全体が一度に脱分極し,静止状態となる.その後,高位の調律(洞調律など)が出現し,心拍を復帰させることができる.電気ショック(除細動)とはそのための処置であり,自動体外除細動器(automated external defibrillator:AED)あるいはマニュアル除細動器が使用される.AEDについてはすでに別稿で述べられているため,ここではマニュアル除細動器での手技について解説する.
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