特集 目でみる診療基本手技
基本的な臨床検査
グラム染色
藤本 卓司
1
1市立堺病院総合内科
pp.40-44
発行日 2008年12月20日
Published Date 2008/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103674
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ポイント
●グラム染色は,臨床医にとって“必須の基本技能”である.
●グラム染色は待ち時間のない“流れ作業”であり,ほんの数分で行うことができる.
●喀痰や膿の場合,綿棒あるいは爪楊枝を用いて“薄く膜状に塗抹”することがコツである.
●染色液の接触時間は“10秒”と短くてよく,火炎固定もたいてい省略して構わない.
●鏡検では,異なる複数の視野で同じ判断に至る“再現性”が重要である.
●医師“みずから染色・鏡検”すれば,数カ月で技能レベルはプラトーに達する.
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