今月の主題 内科医のためのがん診療Update
がんの診断
乳がんスクリーニング,マンモグラフィの適応と限界
藤吉 健児
1
,
藤富 豊
2
1藤吉乳腺クリニック
2大分県厚生連鶴見病院乳腺外科
pp.1417-1419
発行日 2008年8月10日
Published Date 2008/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103467
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ポイント
●50歳台以降へのマンモグラフィ検診は乳がん死の減少効果がある.
●40歳台へのマンモグラフィ検診は乳がん死の減少効果がある可能性が高い.
●20~30歳台についてはマンモグラフィ以外の方法も併用することが重要.
●受診率が高い欧米においては乳がん死亡数が減少しつつあるが,受診率の低い日本では死亡数が減少していない.
●検診を受診することと,その中間期における自己触診が乳がん死の減少につながるため,検診医のみならず一般診療の場面での啓発も重要である.
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