今月の主題 実践! 糖尿病診療
治療の実際
【薬物療法】
血糖降下薬の使い分け
薬剤の適正選択
山守 育雄
1
1名古屋第一赤十字病院内分泌内科
pp.1029-1031
発行日 2008年6月10日
Published Date 2008/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103388
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ポイント
●わが国の2型糖尿病の病態は多様化しつつあり,かつては補助的な存在であったビグアナイド(BG)薬が奏効する症例が確実に増えてきた.
●膵β細胞の保護には空腹時血糖の正常化が重要であり,空腹時血糖が上昇し始めた時期にはスルホニル尿素(SU)薬がよい適応となる.
●SU薬を増量しても十分な効果が得られない場合には,いつまでもSU薬にこだわらず,早めにより確実な効果の得られる手段を選択すべきである.
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