今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
トピックス
炎症性腸疾患の治療薬開発の現状―ここまで来た新治療法
鈴木 康夫
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1東邦大学医療センター佐倉病院内科
pp.884-886
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103354
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ポイント
●キメラ型抗体インフリキシマブ(infliximab)に続く抗TNF-α抗体製剤としてヒト化抗体adalimumabとcertolizumabが臨床開発中である.
●炎症細胞浸潤を阻害する製剤として接着分子α4インテグリンの阻害薬natalizumabなどが開発中である.
●TNF-α以外の炎症性サイトカインであるIL-6やIL12/23そしてインターフェロンγなどを抑制する抗体製剤が開発中である.
●その他,T細胞受容体やケモカイン受容体を阻害する抗体製剤そしてPPARγリガンド製剤などが開発されている.
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