今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する
不整脈のマネジメント
【致死性不整脈をいかに停め,回避するか】
病院内の心肺停止―病院玄関で人が倒れた,誰がどう動き,何をする?
堀 進悟
1
1慶應義塾大学医学部救急医学
pp.664-667
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103306
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ポイント
●病院内で発生した予期せぬ心肺停止に対しても,救命の連鎖を実施することが重要.
●AHA(アメリカ心臓協会)のガイドライン2000では,院内で発生した予期せぬ心肺停止には3分以内に電気的除細動を実施する体制を求めている.
●さらにガイドライン2005では,medical emergency teamの整備を提唱している.
●現場での蘇生に関して,ガイドライン2005のポイントは,①胸骨圧迫と換気回数の比が30:2,②心肺停止から4~5分以上経過した心室細動では,CPRを実施してから電気的除細動を行うこと,③電気ショック3回から電気ショック1回への変更.
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