今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか
しびれ・痛み診療の実践
糖尿病性神経障害によるしびれ・痛みをどう診るか
馬場 正之
1
1青森県立中央病院神経内科
pp.272-274
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103220
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ポイント
●ポリニューロパチーによる手足のしびれ・疼痛は,左右対称性で,足に強い.
●筋力低下,左右非対称,手主体の四肢感覚異常では糖尿病以外の原因が重要.
●ポリニューロパチー診断は陰性徴候(アキレス腱反射・振動覚の低下・消失)による.
●重篤な足病変の予防には,定期的な足視診がきわめて重要である.
●有痛性ニューロパチー発症予防のため,月間HbA1c低下は1%以内とする.
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