今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか
しびれ・痛み診療の実践
手根管症候群によるしびれ・痛みをどう診るか
牧 裕
1
1(財)新潟手の外科研究所
pp.268-270
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103219
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ポイント
●手根管症候群は手のしびれを主訴とする疾患で,頻度は少なくない.
●原因が未解明の特発性が多い.女性の頻度が高く更年期と周産期の2つのピークがある.
●夜間の手のしびれは特徴的である.痛みを手根管から離れた上肢近位に感ずる例もある.
●透析例での発症も少なくない.
●頸椎症との鑑別が重要である.
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