今月の主題 内科外来でみるウィメンズ・ヘルス
ライフステージごとにみる諸問題【思春期】
Topic2 親からの相談にどう応えるか―患者-医師関係構築のための心得
道端 伸明
1
,
永井 章
1
1国立成育医療センター総合診療部思春期診療科
pp.2216
発行日 2007年12月10日
Published Date 2007/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103116
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小児病院の思春期外来では,思春期年齢の患者が,自ら医療機関を受診することは少ない.通常は,親が心配をして,渋る本人を受診させることが多く,患者本人の受診に先立って,親のみが外来受診を希望することも少なくない.この場合,どの順番でどのように面接するかが,その後の患者-医師関係構築にとって重要になってくる.
親と本人が一緒に受診した場合には,本人のみ,親のみ,親と本人が一緒,というように3種類の面接形態が考えられ,その順番も考えると組み合わせは多数ある.絶対的な順番というものはないが,次に示すように,それぞれの面接の意味合いに留意したい.
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