今月の主題 動脈硬化のトータルマネジメント
動脈硬化の検査法とリスク予測能
動脈硬化の画像診断―冠動脈CT
佐久間 肇
1
,
市川 泰崇
2
,
伊藤 正明
3
1三重大学医学部附属病院中央放射線部
2松阪中央総合病院放射線科
3三重大学大学院医学研究科循環器内科学
pp.1488-1490
発行日 2007年8月10日
Published Date 2007/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102879
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●マルチスライスCT(MSCT)装置の進歩によって冠動脈の描出能は大きく向上した.
●最近の64列CTによる冠動脈狭窄診断感度と特異度は90%以上になる.
●MSCTは陰性的中率が高く,CTで冠動脈疾患を除外できれば冠動脈造影は不要である.
●MSCTは冠動脈疾患リスクが中等度の患者の冠動脈病変を否定するうえで有用性が高い.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.