今月の主題 内科医が診る睡眠障害
内科疾患と睡眠障害
内分泌・代謝疾患と睡眠障害―肥満,メタボリックシンドロームなど
陳 和夫
1
1京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学
pp.1344-1347
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102837
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ポイント
●肥満は閉塞型睡眠時無呼吸(OSA)の重要な発症因子であり,増悪因子でもある.
●肥満の成立,進展に対するOSAの影響を考慮する必要がある.
●OSAは肥満に独立して高血圧の発症因子であるが,同様にインスリン抵抗性,脂質代謝に影響を与えている可能性もある.
●先端肥大症,甲状腺機能低下症などは,OSAの関連は示されているが不明な点もある.
●肥満を介するOSAとメタボリックシンドロームの関連を解明する必要がある.
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