書評
循環器病態学ファイル―循環器臨床のセンスを身につける
櫻田 春水
1
1東京都立広尾病院循環器科
pp.1104
発行日 2007年6月10日
Published Date 2007/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102808
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村川裕二教授,岩崎雄樹先生,加藤武史先生共著の本書を読むきっかけがあり,一気に通読した.著者の先生方が循環器の病態を理解するのに,そして後輩たちに教育するのに,どのように考え工夫してきたかがよくわかる良書である.
以前に比べ,現在の医学生や,初期および後期研修医が学ぶべきことは確実に増えてきている.かつ,医療の安全,医療保険なども学ばなければならないし,診療にあたっては患者様へ十分な説明をしなければならない.時間はいくらあってもたりなくなる.しかし,どのような状況でも,個々の患者様の病態を理解し,最良の治療ができるように努めなければならない.
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