今月の主題 ブレイン アタック―超急性期から維持期まで
脳卒中の診断
脳血流SPECTと脳血管造影
中川原 譲二
1
1中村記念病院脳神経外科
pp.1132-1134
発行日 2003年7月10日
Published Date 2003/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102115
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
・脳血流SPECTでは,脳塞栓症急性期のischemic coreとischemic penumbraを残存脳血流量によって同時に評価することが可能である.
・脳血管造影のうち,MR検査中に短時間で行われる迅速MRA(磁気共鳴血管造影)は,脳主幹動脈の責任血管病変を評価する方法として有用性が高い.
・診断精度の高いDSA(デジタル減算血管造影)では,閉塞部位や狭窄度,側副血行路についての詳細な検討が可能である.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.