今月の主題 高血圧の臨床―焦点の合った個別診療へ向けて
基本的な降圧療法と薬の選び方
【降圧薬の特徴と適応】
利尿薬のよい組み合わせ方
山下 純世
1
,
木村 玄次郎
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科臨床病態内科学
pp.100-103
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101973
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ポイント
●降圧利尿薬は古くから用いられ,心血管イベント抑制に関するエビデンスが豊富である.
●用量依存性に低カリウム血症や耐糖能低下などの副作用を生じる.
●一方,降圧効果は低用量でほぼ飽和するため低用量で使用すべきである.
●副作用を相殺し降圧効果を高めるために他剤との併用を基本とする.
●併用薬としてはレニン-アンジオテンシン系抑制薬とカルシウム拮抗薬が望ましい.
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