今月の主題 高血圧の臨床―焦点の合った個別診療へ向けて
診察室以外の血圧を日常診療で生かす
家庭血圧を高血圧診療に生かす―家庭血圧の正しい測定方法とその活用
高橋 文彦
1
,
長谷部 直幸
2
,
菊池 健次郎
2
1北海道立羽幌病院内科
2旭川医科大学第一内科
pp.50-53
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101962
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ポイント
●家庭血圧測定は信頼性・再現性に優れ,家庭血圧値は個人の真の血圧値をよりよく反映する.
●家庭血圧測定には上腕カフ・オシロメトリック装置を用いる.
●家庭血圧測定では135/85mmHg以上を家庭血圧による高血圧とし,125/80mmHg未満を家庭血圧における正常値とする.
●家庭血圧は診察室血圧よりも優れた予後予測因子であることが報告されている.
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